2019年
6月
29日
土
「まことゝいふは、くちと、心と、手と、この三つが、そろふて、しんのまことゝいふ。それ、いかほどくちで、誠のはなしするとても、しんにまことをさまりあれば、おこなひもそれにそふて、それ、すること、なすこと、にち/\つねに、いかなることも、みな、まことのやうにばかりなるであらう。けれども、心にまことをさまりないと、それ、どうもならん。
にち/\のすること、なすことが、くちではなしたことゝ、ちがふから、せかいから、それ、あの人はくちさきばかりうまい人や、いふことだけは、まことのやうなれども、などゝいふて、それ、はなしのりをもちひてくれぬやうになる。
そこで、くちと、心と、てと、そろふて、人々より、あゝなるほどのかたやなあ、どうもかんしんな人やなあ、たのもしい人やなあ、といはれるやらう。しんのまことで、とほらうとおもへば、そこで、一つたんなふといふりを心にをさめて、われはどうでも、人さへよくば、わしはもう、これでけつこうや、たとへ、このうへどのやうにならうとも、人さへたすかつてくれゝば、それでよい。なんでも、ひとにたすかつてもらはねば、ならんといふ、心さだめねばならん。」
特に注目したいのは最後の部分で、誠について、人さえ良ければ自らはこれで結構、たとえ自らがどうなろうとも、人さえ助かってくれればそれで良い。何でも人に助かってもらわねばならんという心を定めねばならん。と仰せられています。
誠とは自分と他人との隔たりがなくなり、人の苦しみを我が苦しみとし、人の喜びを我が喜びとし、人をたすける心になることとお教えいただくのです
誠とは「人をたすけること」
教祖は、いつも、「一日でも、人一人なりと救けねば、その日は越せぬ。」と、仰せになっていたと聞かせていただきます。
日々常に、人をたすけることを暮らしのなかで実行させていただきたいものです。
2015年
10月
30日
金
あれが手に入り、これが手に入ったら、きっと次の新しいものが欲しくなりますよ。そんな幸せになれる条件ばかり探していないで、どんな条件の中でも幸せに感じられる心を作りましょう。
2013年
5月
31日
金
コップに、半分の水が入っています。
この水の量を見て、「半分しか入っていない」と思う人もいれば、「半分も水は入っている」と考える人もいます。このように、物事はものの見方や考え方によって、正反対の捉え方ができるのです。
例えば、風邪を引いて寝込んだとします。この状況を、どのように考えればよいでしょうか。「熱が出てつらい」「人に世話をかけて申し訳ない」と悲観的に考えるのか、「風邪で済んで良かった」「心配してくれる、みんなの優しい心がありがたい」と明るく受け取るのか。
同じ物事でも、ものの見方によって感じ方が変わります。後ろ向きに捉えれば、心は暗く沈んでしまします。しかし、前向きに捉えれば、つらい状況でも乗り越えられる力が湧いてくるのです。